番町文人通りを直進すると、左右に大きな高級マンションが林立している。その中程に位置するホーマット・カメリアあたりに随筆家・詩人・哲学者の串田孫一の旧居跡があった。
永田町二丁目の九番地に住んでいたのが、永遠の二枚目・長谷川一夫である。昭和の映画界の大スターだった長谷川一夫は、永田町二丁目九の現在パレロワイヤル永田町が建っている場所に住んでいたのである。
(番町麹町「幻の文人町」を歩く より抜粋)