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二番町町会

地理・地域・交通

千代田区の西部に位置する。地域北部は四番町・六番町にそれぞれ接する。地域東部は一番町に接する。地域南部から西部は麹町に接する。

最寄駅
・東京地下鉄有楽町線 麹町駅
バ ス
・都バス(宿75)(都03)(橋63)麹町四丁目
道 路
・日本テレビ通り
地 域

二番町の由来

二番町 町名由来板

<由来板>

 ■設置年月日:平成16年3月15日

 ■所在地:二番町14

江戸城に入った徳川家康は、城の守りを固めるために、城の西側に隣接するこの一帯に「大番組(おおばんぐみ)」と呼ばれる警備役の旗本(はたもと)たちを住まわせました。ここから、「番町(ばんちょう)」という地名が生まれました。

江戸時代、この界隈(かいわい)には武家屋敷が立ち並んでいましたが、明治時代になると伯爵(はくしゃく)や子爵(ししゃく)、官吏(かんり)の邸宅が並ぶ高級住宅地となりました。現在の二番町(にばんちょう)周辺は、明治五年(1872)から昭和十三年(1938)まで「下二番町(しもにばんちょう)」と呼ばれていました。いまは、幅こそ広くなったものの、通りの位置や方向は大きく変わらず、落ち着いた町並みからも往時が偲(しの)ばれます。

明治・大正期の外交官であり、のちに首相となって政党政治を確立させた加藤高明(かとうたかあき)の邸宅は、現在のベルギー大使館の地にありました。

『花物語』『徳川の夫人たち』などの大衆小説で有名な吉屋信子(よしやのぶこ)や、プロレタリア文学の武田麟太郎(たけだりんたろう)も、この町に住んでいました。

明治、大正、昭和と多くの文化人を生み出した二番町は、これからも文化の発信基地の役割を担っていくことでしょう。