澄んだ青空に包まれた麹町界隈では見ごろを迎える桜が次々と。国立劇場(隼町4-1)でもそれは同じようで、10種の桜が咲き誇る前庭も百花繚乱の様相です。
その中の一つ、仙台屋(センダイヤ)は、高知市内の仙台屋という店の庭に原木があったことから、植物学者・牧野富太郎博士が命名しました。さらに遡ると仙台屋の店主の郷里、宮城県のベニヤマザクラではないかと高知市公式ホームページでは推測されています。
ソメイヨシノより色の濃い花が特徴で、国立劇場が設置した立札には「ソメイヨシノより数日遅れて開花」とありますが、ここ何年かは仙台屋の方が先に咲いています。
桜の見比べができるのもこの国立劇場前庭ならでは。散策ルートへの採用をぜひおススメします。