本日も東京半蔵門は快晴です。コート無しでも汗ばむようです。
さて、国立劇場のさくらまつりは、明日(3月20日(水))からですが、一足先に開花状況をチェックしてまいりました。
先ず、内堀通りから見ると最初に出迎えてくれるのが枝ぶりも見事な神代曙。
この神代曙は、ソメイヨシノ(染井吉野)と同じ親(オオシマザクラとエドヒガンの交配種)だそうです。花は中輪・一重咲き。花弁の一部が濃いピンク色でソメイヨシノよりやや小ぶりの可愛い桜です。
全国最初の植栽地として2000年に国立劇場に植栽し、以降、全国各地に広まったそうです。
日当たりの良い場所では、開花が始まっていましたが見頃は、今週末でしょうか。
こちらも見事な枝ぶりです。仙台と言っても仙台市ではなく、高知市の仙台屋という店の庭にあった桜だそうです。山桜の一種でピンク色が濃い遅咲きの桜です。
北陸地方に多い近畿豆桜の八重の品種で「八重咲山彼岸」とも言うそうです。小ぶりで淡い色合いの花です。名前の由来が面白いです。他の桜に先駆けて咲くことから一ノ谷合戦で先陣争いをしたという熊谷次郎直実という武将に由来しているそうです。平成24年の歌舞伎公演に因み熊谷市より寄贈されたそうです。
この前庭には、他に駿河小町、小松乙女、仙台屋、八重紅枝垂れ等、桜の品評会のように多くの種類の桜を見ることが出来ます。詳しくは、国立劇場公式ホームページ「国立劇場さくらまつり」に掲載されています。前庭の桜マップを片手に一味違うお花見は如何ですか?