国会前庭の桜🌸発見が多い庭園です。

国会前庭北庭永田町一丁目1番と8番)を訪ねてみました。

電車だと永田町駅や国会議事堂前駅が近いようです。徒歩5分程度です。健脚であれば、国立劇場→最高裁判所→国会 そんな散歩も楽しいと思います。内堀通り沿いをテクテクと^^

国会前庭は、昨年までは別の人が取材していたので初めて訪れたのですが、都会とは思えない佇まいに驚きました。武蔵野台地の丘陵地帯の東端部の斜面に形成されているそうで、歩いてみると、起伏に富んでいます。

元々は、熊本藩主 加藤清正屋敷跡だったそうです。現在から400年以上前の話ですが、さぞかし立派な庭園があったことでしょう。

庭園には約100本以上植樹されているそうです。
珍しい桜も多く、日本水準原点(日本における高さを決めるための基準となる点)や江戸の名水『櫻の井』など旧跡など発見の多い庭園です。


内堀通り沿いで見かけた不思議な源平咲の桜
咲耶姫 サクヤビメ

ソメイヨシノの実生種から作られたとされる桜で名前はコノハナサクヤビメに因んでつけられたそうです。花は八重咲きで五枚の花弁が2~3重になる。白から薄い桜色であり、中心部が少し赤くて可愛い唇のようです。

花が咲いているうちからオシマザクラに似た葉が出てきています。

木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)とは、日本神話に登場する女神。絶世の美女で桜の花の名の語源ともいわれています。平安時代の初期につくられたとされる「竹取物語」のかぐや姫のモデルだとも伝わっています。

大沢桜 オオサワザクラ

サトザクラの栽培品種。淡紅色で大輪八重の花をつける。
原木は京都府京都市嵯峨・大覚寺の東側にある大沢池のほとりにあったそうです。

源平咲き ゲンペイザキ

1本の木から赤と白の花が咲く状態を『源平咲き』と呼びます。平安時代の源平合戦の際、源氏の旗が「白」、平氏の旗が「赤」だったことが由来とされているそうです

オオシマザクラなどの一部のサクラでは、花が咲いているうちに花弁の基部から赤くなる現象が見られます。このサクラもそうしたもので、源平咲きではなく、咲き始めは白かった花弁が、散り際に赤くなっているものです。
こうした現象は‘染井吉野’でもよく見られ、特に低温が続いて長く花が咲いていると、色づくことが多いようです。

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