”芽生えの庭”と聞いて「あぁ、赤坂プリンス クラシックハウスのガーデンね」と言える人は住民でも少ないでしょう。
紀尾井タワー、紀尾井レジデンス、赤坂プリンス クラシックハウスの中心に位置するガーデンの一部で円形状の大きな空間が贅沢に広がります。
桜と言うよりは、バラで有名な庭園ですが、丁度枝垂れ桜が満開でした。
今週が見頃となります。
様々な春の花で彩られた赤坂プリンス クラシックハウスの周辺も癒しをくれると思います。
花々とともに優雅な空間をお楽しみください。
紀尾井町通り側から行くと東京ガーデンテラスの4階、麹町四丁目からプリンス通りを真っすぐ行くと赤坂プリンス クラシックハウスの裏手に位置するガーデンです。
赤坂プリンス クラシックハウス
2011(平成23)年、旧李王家東京邸(現赤坂プリンスクラシックハウス)の保存工事の過程で地中より旧白川宮邸洋館の煉瓦積基礎が発見された。
この地は、紀伊徳川家江戸上屋敷跡で、明治時代になって北白川宮能久親王に下賜され、1884(明治17)年に洋館を中心とする大規模な殿邸が建設された。洋館は煉瓦造2階建(一部3階)の壮麗なゴシック建築で、設計者はジョサイア・コンドルであった。
その後、北白川宮邸洋館は、1894(明治27)年の東京地震によって被害を受け、翌年には能久親王が逝去したことから、3階と西側が撤去縮小され、玄関ポーチも北寄りに移された。1912(明治45)年、北白川宮家は高輪南町の新邸に移転し、跡地には1930(昭和5)年に李王家東京邸が建設された。
発見された煉瓦積基礎には上質な煉瓦が道要られており、目地にセメントを用いた丁寧かつ堅牢な造りであった。この遺構はその一部で、玄関ポーチの独立柱の起訴であったと考えられる。