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一番町町会

歴代町会長

町会長 濱田 勝己
町会長 濱田 勝己
第10代 町会長 濱田 勝己  平成15年〜
10代
濱田 勝己 : 平成15年〜
9代
橋 伯雄 : 平成5年〜14年
8代
福地 千太郎 : 昭和60年〜平成5年
7代
田辺 喜作 : 昭和58年〜59年
6代
小田 敏生 : 昭和56年〜58年
5代
橋 純太郎 : 昭和45年〜56年
4代
松浦 信雄 : 昭和45年
3代
石川 積 : 昭和34年〜45年
2代
中沢 五一郎 : 昭和25年〜33年
初代
中瀬 勝太郎 : 昭和21年〜25年
     

日枝神社大祭での町内の方々
日枝神社大祭での町内の方々
瀧廉太郎を偲ぶ会で英国大使館太鼓連の演技
瀧廉太郎を偲ぶ会で英国大使館太鼓連の演技

町会の歩み

<連合町会創立50周年によせて> 

 ※記載内容は記念誌発行時(平成18年3月)のものです。

この二十年間はまさに激動の時代でした。経済活動だけでなく我々の地域生活にもたくさんの変化がありました。かつて一番町という町は住宅地、屋敷町として静かで緑の多い町として残っておりましたが、現在は半蔵門線の開通、バブル期の地上げとその後の「失われた十年」を通じての再生により、住宅、オフィスビル、大使館、福祉施設が新しい調和を模索しながら形成されている町と思われます。
 新しい調和を模索する画期的なものに「いきいきプラザ一番町」があります。平成七年五月にオープンしたこのプラザはノーマライゼーション理念(障害の有無や年齢の違いを一つの個性としてとらえ、社会の中にさまざまな個性をもって人々が存在するのは、自然のことであり、お互いの立場を専重し、支えあって共に生きる社会こそ正常な社会であるとする考え方)の実現を目指して展開している福祉政策の一環としてオープンしたものです。「高齢者サービス機能」、「健康・保健機能」そして「文化コミュニティ機能」という三つの機能を兼ね備えた都市型総合福祉施設ということです。
 平成十年度には神戸の震災を教訓に防災備蓄食品を全町会員に配布しました。昨今多発する地震、自然災害時こそ町会の組織力の試されるときと思われます。
 平成十一年度には町会活動、区の行事を町内に告知するための掲示板を町内十一箇所に設置しました。掲示板の設置に当たりましては英国大使館の協力を得て在外公館敷地内におくことができましたことは大変喜ばしいことでございます。この二点は一番町町会五十周年記念として実施した事です。
 前回発行されました三十年記念誌の「町会の歩み」(一番町町会)の中で、江戸時代以降の麹町地区の成り立ちが紹介されております。その中で、昭和八年八月一日の区画整理により、上二番町、五番町、元園町一丁目の一部が合併して一番町となったとあります。また古い人より聞いておりますことには、当町会は上二番町と五番町と呼ばれていた時代にできた「二五会」に源を発しているということです。この「二五会」は当時多発していた不審火の夜警、夜回りに人々が集まってできた会だそうです。
 このように町会活動は古くから地域の人がお互い助け合い共存共栄するために生まれてきたものです。lT革命が家庭の中まで浸透し生活は非常に便利になりました。教育現場では個性を重視する教育が盛んです。この一番町という小さな地域の中にもオフィス、マンション(住宅)そして大使館や福祉施設(一種の公共施設)とさまざまなハードが存在し、その中にIT革命、教育、高齢化社会、安全、という数え切れないほどの要因が複雑に交差しながら人々が生活し町会が存在しています。便利になり豊かになる一方で複雑化し不安定化する社会。だからこそ、この一番町に息づく人々の安全と発展、より一層の共存共栄を求める上でも町会は非常に大きな役割を担っていると実感しております。地域の核として、この町の文化の発信地として、助け合いの拠点としての町会でありたいものです。連合町会発足五十周年を心よりお祝いいたしますとともに、町会の意義を再確認し町内の方々と協力して一番町町会の発展に尽力してまいりたいと思っております。

(筆者・秋山平三郎)