東京ど真ん中
東京のど真ん中を徹底探訪!
地域の魅力を紹介する書籍『東京ど真ん中物語』を出版
著者 : 麹町出張所地区連合町会(番町・麹町地区等の22町会で構成)の地域コミュニティ活性化事業実行委員会
(カバー画 山藤章二氏)
サイズ: A5版並製カバー装176ページ・内カラー16ページ
出版 : 文藝春秋社刊
定価 : 消費税込み1500円

 麹町出張所地区連合町会(番町・麹町地区等の22町会で構成)の地域コミュニティ活性化事業実行委員会が、地域の歴史や特色、現在の姿などを様々な角度から紹介する書籍『東京ど真ん中物語』(A5版並製カバー装176ページ・内カラー16ページ、消費税込み1500円・文藝春秋社刊)を刊行しました。様々なテーマを設定し、地域ゆかりの著名人や文化人へのインタビューや原稿依頼を行ない、また、以前発行して好評だった江戸・明治にかけて活躍した文学者・教育者などと地域の関わりが分かる切り絵図なども掲載されています。

 麹町出張所地区連合町会の地域コミュニティ活性化事業実行委員会は、これまでも、地域の自主的なコミュニティ事業を助成する区の制度を活用して、『わがまち人物館』、『地域の企業・大使館参加のワールドバザール』など、ユニークな活動を続けて参りましたが、今回の書籍出版は、連合町会が創立50周年にあたることから、それに合わせてこれまでの活動の集大成として行ったものです。

 今回の出版に関しては、地元の出版社文藝春秋社の全面的な編集協力のもとに書籍コードも取得しており、取り次ぎを通して全国の書店で購入が可能です。町会の方によると、「当地区は、東京の真ん中にありながら、意外によく知られておらず、まちの顔が今一つ見えてこないといった感がありましたが、さまざまに特色のある魅力的な地域をかかえており、住む人はもちろん、在勤者や地域を訪れる人も含めて、この地域の魅力を再発見してもらいたい」との思いが出版のきっかけとなったとのことです。

 昨今は、数多くの「東京」関連本が出版されていますが、その中にあって従来比較的取り上げられなかった東京の中心に関してのまとまった資料となることでしょう

 
<内容>
巻頭カラー
新発見! ふだんとはちょっと違うわが街


序章

武都江戸の都市設計と地形 〜未来のまちづくりのヒントが江戸にある〜(文・波多野純氏)


第1章 麹町番町界隈

歌舞伎界の重鎮・中村又五郎さん(かつて番町にお住まい)に聞く「歌舞伎役者のいたまち」
番町の百關謳カ 〜数々の名作が「三畳御殿」から生れた〜(文・池内紀氏)
落語界の重鎮・三遊亭圓歌師匠(番町にお住まい)に聞く「昔は殿様、今は社長が暮らすまち」
赤穂浪士の麹町 〜麹町は、討ち入りの作戦本部だった〜
森まゆみさんに聞く「先進の女性を育てたまち」
一葉の恋、藤村の恋 〜天才小説家と文豪、それぞれの二十歳〜
菊池寛と白樺派 〜文藝春秋の有島邸事務所〜
番町・麹町界隈文学散歩 知られざる「文人町」
音楽発祥、発展のまち 〜バイオリンの調べ、三味線の響き〜
画家たちの風景 〜藤田嗣治の戦中のアトリエなど〜
大前研一さん(番町にお住まい)に聞く「番町に学校を開きたかった」


第2章 永田町・霞が関界隈

江戸の鎮守「山王さま」が見つめた江戸、そして東京
政変劇の舞台を歩く 〜桜田門外の変から60年安保まで〜(文・半藤一利氏)
ドーナツの街 〜思い出の永田町周辺めぐり〜(文・阿刀田高氏)
国政の担い手たちが一息つく、秘蔵スポット案内
藤森照信さんに聞く「ニッポンの近代建築」

第3章 大手町・丸の内界隈
歴史はめぐる!?「大丸有地区」開発にかける自負
怨霊信仰としての将門首塚 〜畏れ奉られ続ける都心の真空地帯〜
有楽町界隈ガード下物語 〜赤煉瓦に染み付いた異国情緒と人の情〜
アンドリュー・スキナーさんに聞く「平成の"ビゴー"が見た丸の内」

番外編
麹町地区と捕物帳 〜討ち入り、奉行所、怪談もの〜
現代「切り絵図」マップ(絵・中原幹生氏)
カバー画 山藤章二氏

問合せ先
 

麹町出張所地区連合町会地域コミュニティ活性化事業実行委員会
事務局 千代田区麹町出張所 電話3263−3831